東京新聞論説委員の長谷川幸洋さんがTwitterで日銀が通貨を増刷しないすべての秘密を暴露しました。

私は以下のtogetterのまとめで知りました。

http://togetter.com/li/184816

長谷川さんの発言は以下の7つのTweetに集約されています。

読めばわかりますが、二流官僚のコンプレックス丸出しの極めて愚かしい理由です。

Q:初歩的な質問で申し訳ありません。何故、日銀はマネーを出さないのでしょうか?

———————————————————————————————-

マネーを出さないのが、彼らのプライドだから。バカバカしい話だけど、これほんと。 RT?@nak_bun:?@hasegawa24?初歩的な質問で申し訳ありません。何故、日銀はマネーを出さないのでしょうか?

hasegawa24?2011/09/07 01:03:20

本気でマネーを出すには、国債を買うのが一番。だけど、それだと財務省の軍門に下る。それが、いやっていう話。

hasegawa24?2011/09/07 01:06:01

日銀のトップエリートは若いころから選別されて財務省に派遣される。でも学校の成績で財務官僚にかなわない。財務官僚のトップエリートが日銀に出向なんて話はない。財務省にとっては日銀は子会社だから。で、財務省にコンプレックス抱いてる。こういうホントの機微に触れる話を普通の記者は知らない。

hasegawa24?2011/09/07 01:11:01

財務省と日銀は定例で会議を開いてる。で、テーブルはさんで「中学のときから、あっちの人間でこっちより成績良かった奴は一人もいないよ」って財務省側は思ってる。これもホントの話。かつて財務省のポチだった私はさんざん聞かされた。

hasegawa24?2011/09/07 01:14:28

@sicilian_?国債出すのは財務省。それを買うのが日銀。逆ではない。「おれが国債の紙切れ、出すから、お前日銀券で、全部買えよ」って言われたら、カチンとくるでしょう。あとは教科書読んで。

hasegawa24?2011/09/07 01:17:52

武藤は日銀に行く前に、金融政策、勉強した。そのときインフレ目標政策と政府紙幣をレクチャーしたのが高橋洋一。あの武藤だって日銀より高橋を信用してたって話。その気になれば、そのくらいの手はあるってことくらいは武藤も理解してた。それに比べて、日銀は頭がかたくて初めから理解できてない。

hasegawa24?2011/09/07 01:35:52

高橋洋一は日銀も財務省も受かってる。で、財務省に「日銀も受かってるんだけど」って言ったら「ああ、財務省においで。いつでも日銀に出向させてあげるから」。その逆はない。

hasegawa24?2011/09/07 01:37:36

———————————————————————————————-

実は、長谷川さんの指摘したことは『日本経済復活 一番カンタンな方法(光文社新書)』の中で宮崎哲弥先生、飯田泰之先生そして勝間和代氏も語っています。

———————————————————————————————-

p179

宮崎: 振り返れば、明治期から敗戦まで、官僚のプリンシパルは国民ではなかったのです。彼らには天皇陛下の藩屏(守り手)もしくは社稷の臣(皇国の臣下)という意識が強かった。(中略)

かかる官僚の意識は、戦後になっても憲法的建前の届かない底流で維持され続けます。ところが、70年代後半あたりから官の「お上」意識が暴走し、公益を偽装した「省益」の増進に日夜腐心し、果ては政治家と癒着して利権を漁るところまで堕落してしまいました。

さらに問題は公務員だけに留まりません。日銀は法的にも独立性が保障されているので、その弊害が顕著です。

p181

宮崎: もう一つの可能性は、財務省との対抗関係ですね。

勝間: あ、それはおおいにあると思います。二流官庁としての矜持。

宮崎: 「旧宗主国」財務省に対する過剰な警戒心ですね。業務命令権まで大蔵省(財務省の前身)に握られていた「植民地時代」には絶対に戻りたくないという意識が強すぎて、日銀の政策をゆがめている部分はあると思います。

勝間: つまり、いったん手にした「独立国」という境遇に、何がなんでもしがみつくんだと。

飯田: 国民がどうなろうが関係ないということでしょうね。

———————————————————————————————-

私は、かねてからこの問題について以下のような3つの仮説を提唱していました。

1.本当にバカ

2.政策の失敗を認めたくない

3.外国のスパイ

大変残念ですが、「二流官僚としての変なプライドにこだわり続けるバカ」ということで選択肢1が大正解でした。

あれだけ偏差値の高い大学を出た人々ですら、腐った組織にいればみるみる劣化していくということでしょう。

なお、私は選択肢3の可能性はまだ捨てていません。なぜなら、外国の工作員はこういうダサい二流官僚の歪んだコンプレックスを巧みに突いてコントロールしようとするからです。たとえば、戦前の陸軍はドイツの戦時統制(ルーデンドルフ体制)を日本にも確立しようとして、結果的には社会主義統制国家を作ってしまいました。尾崎秀美のようなコミンテルンの工作員(中共、ソ連のスパイ)が国粋主義者に偽装転向し、ナイーブな軍人たちを利用していたわけです。おそらく軍人にはコミンテルンに操られているという感覚はなかったかもしれません。しかし、結果的に日本は蒋介石やアメリカと戦争するように仕向けられ、敗戦革命一歩手前の状態まで追い込まれたわけです。

日銀がこんなしょうもないプライドにこだわって大事な金融政策を決定しているのであれば、日本は常にそういった謀略のリスクにも晒されていることになり、大変恐ろしいことだなと思いました。やはり、日銀法を改正して、総裁、副総裁をはじめとした幹部を総入れ替えしなければこの国を救うことは難しいと思います。